満月家 長生村移住日記

東京生活25年、その中で旦那とは約20年。ちょこっと「東京十月」で女将さん。紆余曲折あり、海のあるどこかへ移住が夢だった旦那と、犬に出会ってあれよあれよと、長生村へ移住。ここからのまた紆余曲折を記録に残してみようかと始めます!

まってぇ(T_T)


うっそぉぉぉぉぉ

割烹着のポッケに入れいていた指輪が、チャリンチャリーン・・・4つ転がり落ちました。
えっ
マズイ〜と思い、必死でそれぞれを追いかけようとしましたが、なにせ4つ。女将の目は一つ。
しかも、厨房の床はタイルなのでよく跳ねてよく転がります。
あぁぁぁあぁぁ
シェフと店主と女将・・・3人で厨房の床に這いつくばり必死の捜索っ。
「あったっ!」「お、見つけたっ」の声。女将:「ありがとうございますぅぅぅ」
ですが、どういう訳か後一つ、どーーーーしても見つからない。”結婚指輪”だけが・・・。
でも、とりあえずは営業中、仕事仕事。
この日は異常に忙しく、終電も怪しい。急げっ!って事で再捜索している時間もなく、
それどころか、後片づけも終わらない
店主:「途中で切り上げよう。で、明日(日曜)出て来て片づけよう。」
女将:「えーー、休みなのに〜」
店主:「指輪なくしたら離婚じゃっ」
女将:そうだった・・・。まだ見つかってなかった・・・。

翌日、出てきて懐中電灯片手に約一時間、厨房の床を端から端までくまなく見るけど、見つからない。
排水管の中も、割り箸で捜索。楊枝や細い針金のような物まで摘み出したけれど、やっぱりない。
どうして見つからないのだ?
もしや、実は店主がもう見つけていて、私を試しているのか?
などと、おかしな事まで考えてしまう始末。
仕方なく、排水管の蓋にネットをかぶせて水流し作戦。
それでも見つからない。ホトホト疲れ気味。
諦めモードで、仕方なく帰り支度することに。

店主からはことあるごとに「離婚じゃ」と・・・

では帰るか・・・ってことで片づけていた中、女将:「あ、糠床混ぜておこう」
混ぜ混ぜ、混ぜ混ぜ、蓋をポンと閉じて定位置に戻したその時っ
あったぁぁぁぁぁあっ
糠床を置いて目を上げたその先に、

ゴミ箱が・・・そして、その袋のめくれたところに・・・

はぁぁぁよかったよぉぉぉ

糠くさい手で、ぶんぶん店主と握手。

いやぁぁぁよかったよかった。一安心。

帰りのエレベーターに乗り、ボタンを押そうとしたその女将の指に、ぎゃっ、ないっ指輪がないっ

さっき、このブログように写真撮ろうとして、再現した時に外しそのままゴミ箱の袋に置いてきていた。
またしても店主から、「離婚じゃ」
女将:「まってぇ(T_T)」