満月家 長生村移住日記

東京生活25年、その中で旦那とは約20年。ちょこっと「東京十月」で女将さん。紆余曲折あり、海のあるどこかへ移住が夢だった旦那と、犬に出会ってあれよあれよと、長生村へ移住。ここからのまた紆余曲折を記録に残してみようかと始めます!

でめ金のおっさん・・・さようなら


いつも東京十月女将の小部屋を読んでくださる皆様、ありがとうございます。



我が家には、数年前に夏祭りに売れ残って処分されかけた(悲しい話です)
金魚をいただいて飼っていました。
赤と黒出目金の二種類をいただいて、すぐに水槽を用意したのです。
その時にペットショップの定員さんから注意されたのが、
「デメは赤い子達より餌を上手に餌を食べられないから、一緒に飼わない方がいいです。」
そこで、仕切り板を水槽に入れて分けて飼い始めました。
それが…、しばらくして赤い子達がどんどん駄目になってしまい数ヵ月後に
元気に生き残ったのは、黒出目金の2匹。
金魚はもともと病気を持っていることが多いらしく、しょうがないようなのですね。

で、元気に泳ぐ黒でめちゃん、その2匹にも個体差が出て、
一匹は、余り大きくならず数か月しても3,4センチ。
ところが、もう一匹はなんと、店主の手のひらくらいの特大に育ってくれたのです。
当然、2匹の名前は、小さい子は単純に「ちびた」
特大の子は、当たり前ですが目が飛び出ていて、泳ぎがゆったりしていて
なんとなく、ちびたと比べるとふてぶてしく見えて、「おっさん」と
呼んでいました。
そして、今年、女将たちが夏休みをいただき家を空けるので、
おっさん(ちびたは昨年さよならしてしまいました)が一匹でも
お留守番出来るように、自動餌やり機と、今年は暑くなると危険なので、
金魚専用扇風機もama○○で注文し、明日届くって朝。
女将がおっさんに餌あげようと見ると…。信じられない事が。
そうです。おっさんが…。
あわてて店主に知らせると、まだ眠っていた店主はびっくりして飛び起き
水槽にがばっと駆け寄って「わぁ…おっさんっおっさんっ」
の呼びかけも届くわけがなく一人いや、一匹で逝ってしまったのです。


なぜ、こんなに驚いたかと言うと、これまで飼っていた金魚は
大体、数日前から具合が悪そうになってからさよならしていたのです。
でも、おっさんは、前日もいつものように「餌、まだかよぉ」ってじっと女将の方を
見て餌くれを訴えていたんです。それくらい、普通で元気だったんです。
だから、突然なんです。
ただ、唯一原因と思えるのが、女将のあげた餌の量。
前日、おっさんに餌〜って訴えられた時、ちょっとドバっと出ちゃったんです。
でも、これまでも、少し多めにあげちゃったことがあったので、気にしていなかったんです。
でもでも、やっぱりあの餌しか原因はない…。と思うと悲しくて。
おっさん、ごめんね。楽しかったよ。ありがとう。さようなら。

えーん、やっぱり、悲しい。