親の心って
いつも東京十月(元)女将の小部屋を読んでくださる皆様、ありがとうございます。
春がやってきた。
今年は私にとって特別な春でした。
姉の息子が沖永良部島から一人東京暮らしを始めることになり、
4月の桜の満開の頃、上京してきました。
私は小姑よろしく、ついて回った一週間。
引っ越しから、彼の入学式まで。
いよいよ、明日には姉が帰る日の夜、東京十月でご飯でも食べよう!
お店でも、桜がまだ活けられていた。
私にとっての甥っ子君は、彼が生まれた時から私は離れて暮らしていたので、
今回、上京するまでの間に一緒に過ごした時間は、
18歳の彼の人生でたぶん通算しても、2か月くらい。
そう思うと、姉は彼が生まれるその一年も前から一緒にいて、
約20年。長い!
その彼が家を離れてしまうって、心配だろうなぁ、
でも、彼を信じて全力でサポートする姉はすごいな(涙)。
そして、姉と甥っ子を通して、自分が家を出た時のことを思い出した。
あの時の私はかなりぶっきらぼうに、そっけなく、
自分はうれしくてスキップでもするように家を出てしまった。
今回隣で姉の姿を見ていて、あの時の親のことを考えると、
本当に、わがままだったと猛省。
改めて心の中で、今はいない両親に。
「自分のことばかり考えて、好きなことばかりして本当にごめんなさい」
「自由にさせてくれて、ありがとう」
そして、お姉ちゃんへ。
一人暮らしの甥っ子を陰ながらサポートするからね。